歯周病にはいろいろなタイプがありますが、簡単に言うと、歯の表面につく歯垢(歯についている細菌の塊)によって引き起こされる歯の周りの病気のことをさします。
その中でも、歯肉が炎症を起こした際の出血・腫れをおもな症状とする歯肉炎と、歯を支えている歯槽骨が溶けてしまう歯周炎に大別できます。
一般的に、歯槽膿漏は成人性歯周炎をいいますが、歯周病にはその症状・病態によっていろいろな種類があります。
歯肉炎は、歯肉に付着したプラーク(歯垢)によって歯肉に炎症を引き起こした状態のことを指します。この場合には付着の喪失を伴わないので、早くに歯科医院にかかって初期治療できれば安心とのこと。でも長く放置すると歯周炎に発展してしまいます。一般的に一度起こった付着の喪失は、特別な手術をしないと再獲得するのはとても難しいことだそうで、この状態で発見して治療するのが理想的なのです。
歯肉炎にも前述のような普通の歯肉炎、妊娠中に発生する妊娠性歯肉炎、高血圧治療薬、てんかん治療薬を服用している人に見られる薬物性の歯肉炎などさまざまなタイプもあるようです。
歯肉が腫れる、歯肉から出血する、口臭が気になる、歯がグラグラする…などの症状があれば、歯周病を疑ってみる必要がありそうです。特に怖いのは、成人の場合の歯周病。30歳前後から自覚症状もなく発症して、初期の適切な処置を行わないと、加齢とともにゆっくり進行してしまうことも。
さらには喫煙、糖尿病などの持病、薬剤の服用などの危険因子が重なった場合、その症状は重くなってしまうので注意しましょう。